精神医学総論解説集

精神医学用語解説 U 統合失調症、感情障害と妄想性障害

認知療法
認知療法

目次

T身体因性精神障害
1. 器質脳疾患に伴う精神障害(器質精神病)
a. アルツハイマー型一次変性痴呆
b. 脳血管障害
c. 脳の炎症性疾患
d. 脳腫瘍
e. 中枢神経変性疾患
f. 頭部外傷
2.症状精神病
3.てんかん
4.睡眠障害
5.アルコール関連精神障害、薬物依存と乱用
U 統合失調症、感情障害と妄想性障害
1. 統合失調症
2.感情障害
3.妄想性障害、急性一過性精神病
V 神経症関連障害、人格・行動の障害

U 統合失調症、感情障害と妄想性障害

このカテゴリーに入るものは内因性の精神病です。

1.統合失調症

『主として思春期に発症し、特徴的な思考障害、自我障害、感情障害、人格障害などを主徴とし、多くは慢性に経過する原因不明の精神病』 と定義されています。

日本人で、統合失調症にかかる割合は約0.7%です。 つまり、100人中、一人いるかいないかという病気で多い病気であると言えるでしょう。 現在のところ、はっきりとした原因は不明ですが、神経伝達物質のアンバランスが存在することが分かっています。

分かりやすくお話しすると、情報伝達系が混乱してしまい、思考の障害や妄想、幻覚などが現れる病気です。 このため、神経伝達物質のバランスを整えるお薬を使います。 また、外界からの刺激をとても強く感じ取ってしまうため、症状がひどいときは入院して安静にすることが必要となります。

参考→分かりやすい統合失調症

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2.感情障害

感情障害とは、気分障害とも言います。うつ病、躁うつ病などのことです。 感情と欲動の障害を主徴とする原因不明の精神病です。 躁うつ病は躁状態とうつ状態を交互に繰り返す病気です。 うつ状態になると、はっきりした原因なしに気分が憂鬱になり、全てが面白くなくなります。 生きるためのエネルギーが枯渇した状態です。 反対に躁状態では、気分は爽快で好機嫌ですが、些細なことに激怒し、周囲に対して攻撃的になりやすくなります。 感情障害では、神経伝達物質の不足の存在が分かってきました。 そのため、その神経伝達物質の補充などを目的にお薬を使用します。

参考→気分障害の対応・対策

3. 妄想性障害、急性一過性精神病

妄想性障害とは、妄想があるものの、幻覚などといった統合失調症様の症状は認めません。 代表的なものはパラノイアとよばれ、思想・意欲・行為のまとまりや秩序が完全に保たれているのに妄想だけが存在するものです。

急性一過性精神病とは、各種の急性精神病をひとまとめにしたものです。 これは、2週間以内に急性に発症し、特徴的な症候群をもち、急性のストレスが先に存在するという特徴があります。 通常は数日〜数ヶ月で完全に回復します。

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